昨日の大阪ビル火災について

火災があった雑居ビルで活動する消防隊員たち＝大阪市北区で2021年12月17日午後1時46分

黒タグ26、緑2、黄、赤はなし

救急治療の対象となる負傷者がおらず、現場に着いて30分ほどで撤収せざるを得ないと判断した。

他の病院から来たDMATも同様に撤収していった。

隊員は「医療が、介入する余地がなかった。医療を必要とするレベルを超えていました」と無念さを口にした

一呼吸で意識失うことも

ビルでの火災は発生から約30分後にほぼ消し止められ、4階部分の一部約25平方メートルが焼けた。

建物の火災安全設計に詳しい東京理科大の萩原一郎教授は

「報道で情報に接した限りだが、昼間に発生した火災で20人以上が巻き込まれたことに驚いた」と話す。

被害者のほとんどが4階で見つかったことから、

「仮に狭い空間で可燃性の液体を燃やせば、酸素が足りなくなり、

黒煙も上がって一気に視界が悪くなる。

一酸化炭素の濃度次第では一呼吸で意識を失うこともある」と指摘する。

もう最後にしたい

30分で消しとめられたのに、こんなに人が亡くなるのか！！
昨日の大阪市北区曽根崎新地1丁目「堂島北ビル」のビル火災では、すでに24人の命が失われた。
どんな理由であれ、人を殺すことは許されない。犯人は、極刑以外ありえないと思う。
ただ京都アニメーション放火殺人事件を思い出して、昨日の事件が防げなかったことを悔やまれる。京アニは、被害者死亡36人、重軽傷者33人と凄惨なものだった。

大阪の事件は捜査関係者によると、出火時にクリニックの受付近くにいた女性が府警に、「男性が紙袋を置いたら、強い火が上がった」と説明しているという。近くにはストーブがあった。
この人は、炎を見てすぐに逃げたんだろうな。。それは良かった。

放火に限らず、人を大勢殺そうとする一般人は、
「俺の人生は終わりだ、もうどうなってもいい。お前ら道連れだ！」
と、自暴自棄になっているもんだと思います。
もう、そうなったらどうにもならない。防げない。
十数年に一度、いや数年に一度くらいこんな凶行が起きている気がする。

今回の事件は、知らない場所で起きたことですが、それほど特殊な場所とは思えません。
きっとありふれた繁華街のクリニックじゃないかと思います。
クリニックに対する治療や対応に対する逆恨みだったかもしれない。
どんなに気をつけたり、防火設備を見直しても、
突然このような犯行が行われたら、防ぎようがないと思います。

でも防ぎたい、なんとかしたい

僕の嫁さんは、駅前のクリニックで働いています。
僕は、自分の大事な人と末永く幸せに暮らしたい、できれば寿命まで。
誰だってそう思っていると思います。

犯人だけを断罪するのは当然ですが、それだけじゃ、
この不幸なロシアンルーレットは、いづれまた誰かに当たってしまいます。

僕にできることは、現実の暮らしの中で、いろんな人と交流し
丁寧に、信頼関係を築くことくらいです。
いえ、むしろそれは僕には大変で、素晴らしいことだと思います。
ひとりひとりが、今より少しでもそうできたら、
未来を奪われた犠牲者と、みじめな犯人を生み出さずに済むと、そう信じています。

最後に、
消防関係者の迅速な対応で、被害が広がらず済んだのではと思います。
本当に感謝以外の、言葉が見つからない。
ありがとうございます。