昨日は、メサイアの合唱コンサートでした。

今年の初夏から始めてきて、およそ半年の練習でした、正直ところ練習は楽しくなかった。
僕にとって、本格的なバロック音楽というものは初めてで、複雑で難解なリズムとわかりにくい音程でした。
また、コロナの対策としてシンガーシールドと呼んでいる物を、練習の都度準備するのがしんどかったです。（人一人のサイズくらいの透明なビニール素材のシールド）

情熱がなく個人的な練習を全くしていなかった。
このまま本番になって、はたしてまともなものになるのだろうか。。
スケジュールは、イブがオーケストラ合わせのリハーサル、クリスマスが本番というものでした。
A席3000円、S席4000円の有料のプログラムだから、このままじゃお客様に失礼になる。
それだったら、参加しなければゆっくりクリスマスを楽しめるとも内心思っていました。
かといって辞めるとは言えず、練習を頑張る気にもなれずにとうとう本番を迎えました。

昨日は、天気予報とは異なり朝から晴れ、穏やかな天気でした🌞
予定通りに会場入りし、招待した友人もつつがなく来場して頂きました。
（来てくれて本当にありがとうございました。）
昼から行われたゲネプロも、特に問題なく終了しました。あとは、本番を残すのみ。
やれやれ大変だったけど、とっとと終わらせて楽になろう。。

本番スタート直前、、
あーお客さん少ないなー、やっぱりオーケストラの構成も少ないなー
なんだかなー、まーいっか(；一_一)
くらいの気持ちでした。
いざ始まってみると立ち位置の両隣が、セミプロの方だったので安心できて歌いやすかったです。
音程、リズム感、音量、音色さすがでした～
最後列の自分は、最前列のソリストたちの声は良く聞こえなかったので、結構ソロを楽しみにしていた自分は残念でした。。
そして1部終了、休憩。。袖浦での仲間との雑談、何気にこれが楽しいんです😄

そして2部スタート、
長く複雑な楽曲が続きます♬
そして定番の名曲に差し掛かりました「ハレルヤ」、実はこの曲は今回の合唱練習でまともに練習したことは1回しかありませんでした。
先生から見れば、みなさんもう出来ているからちゃんとやりたくなさそうでしたが、僕は全く練習しておらず、歌ったこと自体が2～3回目くらいのものでした。
（いいのかそんなんで、本番乗っても？）

いやーそれがそれが、本番は凄いものでした。皆さん上手な人たちの熱意や、迫力、僕以外の誰もが情熱と実力を発揮されていました。
僕も、絆され必死に歌いました。
結構歌えているように気がしました、どうも本番はテンポが遅く歌いやすかったと仲間から教えて頂きました。嫁さんもそう言っていました。

そして終曲の「アーメンコーラス」、、
クリスマス、キリストや神がどうのとかじゃなく、世界がどうとかじゃなく、
上手く言えないのです、感動とかじゃなく、、充実感とかでもなく、あったかいでもなく
ただ、ただ、涙がでてくる不思議な感じでした。
この気持ちは、舞台の内側でしか分からないのかなと思いました。

しんどくて、楽しくなかった
けど、
またメサイヤの舞台があったら、また乗ってしまうんだろうな。。

Sさん写真ありがとうございました。