心の中に、大きな闇、または獣のようなものが住んでいます。
今は何とか普通の生活をしていますが、アラフォーの頃は本当にひどかったです。
声が出せなくなり、家族とも会話できなくなり最後は出ていかれました。

部屋は散らかり放題、ごみを捨てれず、眠れず、会社もまともに行けなくなって、
住民税、家賃も滞納してあと少しで追い出されるところでした。
カードも欠損してブラックになりました。
それで診療内科に、３か所行きましたがどうにもなりませんでした。
リハビリサークルのようなところにも行きました。
ただの事務作業のような対応だけでした。

心配した母が上京し訪ねて来てくれましたが、会うことすら拒否しました。
そして、誰も助けてくれなくなって。
本当に一人になりました。

分かれた元妻に連絡しても無視されて、もうどうでも良くなりました。
気づ着たら、マンションの最上階の階段に居ました。
何度も落ちていいと思ったのですが、結局出来ませんでした。

何日も何日も藻掻きましたが、こままじゃ生活もできないし、人生に幕を引くこともできない。
きっかけは忘れましたが、どうにもならなくなって時間を持て余したので自転車でフラフラと都内を目的もなく走りました。

暑い暑い夏の日、たしか36℃だったともいますが7時間くらい炎天下自転車をこいで家に帰って、倒れました。
まったく体を動かせなくなって、このまま死ぬのかもしれないと思ったことを、覚えています。
気がつくと夜になっていて、体はボロボロでしたがやはりお腹が減ってどうにかご飯を食べました。
もうどうにもなって死んでも良かったのに、それでも美味しかったです。
人間、簡単には死ねないもんだなと思いました。

久しぶりに太陽浴びて、身体を動かすと少しスッキリしました。
そして、このままじゃいけないと這い上がって、一人ではまともに生きれないと思って必死に出会いを求め、今の嫁さんがいます。
もちろん、今の暮らしは彼女のおかげが99%ですが、あの日自分で這い上がらなきゃ今の満ちた日々は訪れなかったと思います。

体の中に相変わらず闇獣が住んでいますが、なんとか飼いならす方法を見つけた気がします🐶
何時まで持つかは、神様にしか分かりませんが～